和日週誌 第百五十九記


今年も残すところあと4日くらいになりました。

今年最後の週誌のお時間です。


忘年会も一段落して完全に年末ムード。

私はそろそろ部屋の大粛清が必要です・・・(- -;)。


それでは、今週も暫しのお付き合いを。




今週はまぁ時期が時期なんで忘年会とかいろいろあったんですが、個人的なメインはクリスマス。

クリスマスパーティー的な何かが行われたのでその模様をご紹介。


・・・もっとも、ほとんど試食会の様相を呈しているのですが(- -;)

内容の分量と性質上、今回はここが『今週の一品』兼ねてます。


( ゚∀゚)<でも一品じゃないぜ!
(゚Д゚;)<グダグダだなおい!



では、どうぞ( - -)ノ





事の発端は、某A氏から送られてきたメール。

『試してみない?』の一文とともに写真が添付されていました。
写真の中で彼が満面の笑みとともに手にしているのはなんとギガプリン! (゚∀゚ )


前々から何度か話題にし、いつか食べたいと思ってましたが量と予算の問題で手を出しかねてたんですよね。
ずっと先送りにしてきましたがまさかここで機会が巡って来ようとは。
こんな好機、そりゃもう有難く乗らせて頂くしかないじゃないか。
一も二もなく飛びつきましたとも。



もちろん、飛びついただけで終わるはずもなく・・・。





と、いうわけでクリスマス当日になりました。
この日、この巨山に挑むべく集まった人数は4人。
相手が相手ですから心許ない気もしますが気にしない。




鎮座


目の前には前日から準備されていたプリンが・・・。
対比物がないので分かりにくいですが20個分、2リットルの大質量です。


重量は当然2kg。
その圧倒的存在感は見てるだけで楽しくなってきます(゚∀゚ )
テンションは上がりすぎて最初からクライマックスですが、試食前にはお楽しみの時間が待っています。




プッチンできたらどんなに楽か

プリンなんだから皿に開けなきゃ嘘だろう! (゚∀゚ )


・・・なんですが、結構弾力が強いので意外と出てきません。
逆さにして叩いてもプルプル揺れてるだけでさっぱり。
プッチンできたりは当然しないので割り箸などで苦戦しつつ取り出しました。
本来は付属の巨大スプーン『ギガスプーン』(上写真手前のしゃもじモドキ)を使うんですが折悪く使用中だったので。

あ、この作業もちろん1人じゃ無理です。
今回は2人がかりでやりました。

この模様、動画になってるんですけどリンク張っていいんでしょうかね?
今度訊いておこう。





降臨


(゚∀。)出たー!!!




見た目は完全にプリンです。 いや実際プリンなんだけど。
美味そうじゃないですか。 サイズさえ普通なら。
その大きさは横にあるXbox360コントローラとポーション缶から推して知るべし。
この縮尺をあからさまに間違えた物体が目の前に存在するだけでもう笑いが止まらない。

この器に開ける瞬間だけでも一見の価値があります。
プリンにあるまじき轟音とともに着地する瞬間は見物ですよ。


食べる前からこんなに楽しい、なんてステキなアイテムなんでしょうかギガプリン。
製造風景もさぞ楽しかったに違いない。 一度見てみたい。


さて、これから試食タイムとなるわけですが・・・。


折角のクリスマス+ギガプリンですから、このままじゃ寂しいでしょう。
と、言うわけでトッピングを用意しました。



( ゚Д゚)<飽き対策でもあるけどね
(- -;)<そのまま食ったら地獄だと思うよ


用意したのは
 カットフルーツ(イチゴ、オレンジ、パイン、グレープフルーツ等)
 チョコシロップ
 デコレーション用チョコペン(青)
 ホイップクリーム
 カラースプレーチョコ
 クリスマス用装飾(柊、チョコプレート、ロウソク)



完全にケーキ作りです。
スポンジがあればその場でケーキを作れたでしょう。
しかしここにあるのはケーキではありません。


ここにあるのは・・・





メルヘン世界の魔王

プr・・・いえ、邪神像です。
邪教の祭壇でもいいけど。


(;゚Д゚)<顔、青かよ!!!
(- -;)<何でそんな色のチョコペンがあるのか、私にも分からん



ヤバい色のスマイルといい、血のように流れるチョコシロップといい、美味そうなんだか怖いんだか。
ファンシーとバイオレンスが高次元で一体化しています。


もちろんロウソクも立ててあるので、



火計

火を放て! (゚∀。)

八つ墓村ライクに『祟りじゃー!』 とか叫びそう。




・・・さて。

もう何かここまでで存分に楽しんだような気もするんですがまだ終了してないのです。
お待ちかねの試食タイムですよ(゚∀゚ )





ボクのお顔をお食べ

入刀。
とりあえずオフィシャル風に隅から削ってみました。


崩壊対策なのか、かなり弾力が強いです。
カラメルも固まるようになっているため、葛湯のような様相を呈しています。
公式の写真とか見る限りだともしかしたらこれもキレイに固まるのかもしれません。


取り分けには今度こそ付属のギガスプーンを使用。
こいつも結構な大きさで、しゃもじを小さくしたようなサイズです。
少なくともこれで食うのは無茶だと思う。
でも公式サイトの写真だとやってるんだよなぁ。


さあ、それでは頂きましょうか。




おお、これはいける。

巨大プリンとしては珍しく結構甘めです。
プッチンプリンとかに近いベクトルの味ですね。
卵やミルクの濃厚さとはあまり縁がなさそう。
学校給食とかに付いて来そうな、何だか懐かしくなる味です。

カラメルも砂糖を焦がした味そのままとはいかないまでも悪くない味に仕上がってます。
少なくともこれまで食べてきた巨大プリンの中では上位の味です。
プリンも結構濃い味なんですが負けてないですね。

薄味ではないのですが、あっさりした味なので箸もといスプーンも進みます。
瞬く間に半分くらいがなくなりました。



が、案の定と言うか何と言うか・・・。
勢いはそこまでなんですよね_| ̄|○


トッピングはちゃんと用意してあったんですが、甘いものしか用意しなかったのは失策でした。
まずプリン自体が『飽きないように』とかそういう配慮をしてない味ですからね。
そもそも20人前を4人で食う君たちがいけないのだよフハハハーとか、そんな高笑いが聞こえてきます。


最後には甘さしか感じなくなってきます。
ああ、巨大プリンはこうなる運命なのか。
せめてポテトチップスくらいは用意するんだった、と少なからず後悔したのでした。




勝利


それでも完食。
所要時間は約15分でした。
かなり苦戦したつもりだったのですが、意外と早かった。
4人でもいけましたが、もう1〜2人いるとちょうど良かったかも。

かくして、ギガプリンは完食されましたとさ。 めでたしめでたし。





( - -)<待て、まだ終わりではない
(゚Д゚ )<もうちょっとだけ続くんじゃよ






はい、今回はもう一つネタがあるのです。


謎の板


結構分厚い


今回のネタを聞いて暴走した誰かさんが買ってしまいましたよ(゚∀。)。
どう見ても謎の物体ですが侵略者の宇宙船でもなければオーパーツの類でもありません。

これでもれっきとした食べ物です。
えらく無機質な見た目ですがまぁこれはあくまで容器ですから。


もちろん、ただの食べ物ではありません。
これは米軍集団用レーション(戦闘糧食)『UGR(Unitized Group Ration)』の中の一品です。
中のメニューは『PASTA WITH GROUND HOT ITALIAN SAUSAGE』



さあ、ついにこの機会がやってきましたよ! (゚∀゚ )


前々、それこそ5年位前からレーションは食べてみたいと思っていたのですがなかなか機会が巡って来ませんでした。
ましてコイツは集団用、それなりに人数がいないと開けることも出来ません。
売っているのは知っていたのですが消費出来なきゃ意味がない・・・。
そんな折に今回のネタが。
これはもうやるしかないじゃないか! と便乗してしまいました。


プリンと比べるとネタ度やインパクトには欠けますが、面白体験の一環って事で。


ちなみに。
コイツも集団用だけあってデカいのです。


 
わーい(上に乗ってるもい鳥のサイズは約25cm)


サイズは32×26×4cm、重量約3kg
一応50人前なんですが、元々これ1食の中の1品でしかないので数字ほどは多くないです。
実際には他にもパンやらポテトやらが付いて1人分になります。



でもねぇ。


今ギガプリン食ったばっかりなんですけど!? (゚Д゚;)
自分で持ってきたんだけど食うの? これ食うの!?
プリンより多いのに。


流石にやっぱ無理っぽいし先送りに・・・なんて考えなくもありませんでしたよ。
しかし結局好奇心やら何やらいろんなものの後押しがあったか、挑戦が可決されました。


かくして、平和なクリスマスパーティーはフードファイトの戦場と化したのでありましたとさ。


( ゚Д゚)<平和だったの?
(- -;)<多分ね





問題は、私もコレの中身がよく分かってないこと。
名前からしてパスタであることだけは確かなのですが何分資料がない。
個人用糧食は割と試食レポートがあるのですが、集団用は機会がないのか。

そもそもパスタなら無難だろう、と言うだけの理由でチョイスしたメニューです(- -;)。
本当はクリスマスらしくターキーを発注しようとしたんですが売り切れてたよ。

メニュー名をエキサイト翻訳にかけてみたら『挽きの熱いイタリアのソーセージがあるパスタ』とナメた回答を返してくれました。
これを参考に推測すると『パスタ+イタリア風・挽きソーセージ(辛い)』といったところでしょうか。
あと、原材料から推察するにトマトソース系。


味の保証も無事の保証も出来ませんが、せめて『カラい』じゃなくて『ツラい』にならないことを祈りたいです。



 
美味そうに撮れない


とりあえず開けてみました。
缶詰か何かのような見た目ですが、まぁ似たようなものでしょうかね。
実際缶詰のような匂いがしました。


パスタは長い麺ではなく、ショートパスタでした。
『Lasagna Noodles』と書いてあるので、どうもラザニア用のパスタらしい。
ラザニアは本来板状なので、どうも切ってあるっぽい。
ソーセージはメニュー名にある割にそれらしいものが見えないような・・・。

ソースはトマト系、特にミートソースのように見えます。
パスタの量に比べてかなり多くなっていて、ソースにパスタを混ぜたような比率。

当然の如く冷えていますが、この段階で割と馴染みのある、パスタらしい匂いがします。
正直開けるまでかなり不安だったのですが、これは期待していいのか?




さて、コイツは食べる前に加熱が必要です。
本来は開封前に容器ごと湯煎で35〜40分加熱するらしいのですが、一般家庭でそりゃ無茶ってもんです。
小分けして電子レンジで加熱することにしました。



掘削


小分け中。 ここでもギガスプーン大活躍。
意外と便利ですよ。



美味そうなんだけどね


どうしても美味そうな写真にならないんだよなぁ・・・。
加熱するとチーズの匂いもして、ますますラザニアを思い出しました。
見えませんがパルメザンチーズが入ってるらしい。
馴染みのあるものに似てると安心します。



それでは頂いてみましょう。









いやもう真っ先に出てくるのがコレ。
とにかく肉(ソーセージ)の比率が尋常じゃありません。
一般的な『ミートソース』とは一線を画す分量。
食感はソーセージというにはあまりにもシーチキンなのですがその存在感は圧倒的。
挽きソーセージなる翻訳結果から、スーパーで売ってる粗挽きソーセージとか想像したんですが違いました。
ソーセージそのものを挽いてしまったんでしょうか。
とにかく刻んで大量に混ぜてあります。
パスタより多いってどういうことだ。


味はトマトの酸味はほとんどなく、唐辛子とガーリックの利いた辛めの味付け。
食パンの欲しくなる味でもあります。
ピリ辛な味は具とよく合っていてなかなかに美味。

食べてるとソーセージの存在感が満足感を与えてくれます。
反面パスタは保存用の宿命か柔らかく、量も控えめなのであまり存在を感じられませんでしたが・・・。
まぁソーセージの存在が大きすぎたので、何だかそれでもいいような気がしてきます。


今回買ったはいいものの、レーションの味は全くの未知数でした。
実際塩辛かったり薬臭かったり日本人に合わない味だったら・・・と思ってましたとも。
その場が地獄と化すことも覚悟していたのですが、想像以上に美味くて正直驚いた。


(;゚Д゚)<そこまで不安なのに持って行ったのかお前
(- -;)<相当非道なバクチでした




最初はその分量から完食が危ぶまれてましたが文字通りフタを開けてみれば瞬く間に減っていきまして。





夢の跡


3・・・kg?
マジで全部なくなりました。

流石にパスタも後半は若干辛(つら)かったですが・・・。
飽きる前に満腹感が来ましたよ(- -;)
ここまで徹底的に満腹になったのって久しぶりだなぁ。
それにこの先食べる機会のなかなかなさそうなものを2つ一度に食べられる、贅沢な経験になりましたよ(゚∀。)





以上、クリスマスパーティー的試食会の風景でした。




ギガプリンはやはり最高でした。
パーティーアイテムとして間違いなく一級品です。
食べる前からこんなに楽しいなんて。

是非とも5人以上集まる機会があるなら試して欲しい逸品。 製造に10時間以上かかるので、前日からの準備が必要ですがそれはそれで。

これはチョコプリンもやるしかあるまい(゚∀゚ )。



ただ、やっぱり4人じゃあの分量は多かったなぁ・・・。
その日は結局それ以降食事抜きで過ごしました(- -;)腹減らないよ
ま、折角の機会だしたまにはいいよね!


(゚∀゚ )<チョコプリンは1月末か、またUGRを
(;゚Д゚)<やめろ!!!





あ、レーションに関してはこちらのサイトが非常に詳しいです。 →THE戦闘糧食




今週はこの辺で。


また次回にお目にかかりましょう( - -)ノシ それでは良いお年を




今週の拍手返信


今週はなし。





今週の一品

今週は上に出張してます。





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